◎爆弾は11日の現地時間午前11時頃にマザーリシャリーフの公共センター内で爆発し、警備員1人が死亡、ジャーナリスト5人と子供3人が負傷した。
イスラム国(ISIS)を支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信は13日、北部バルク州マザーリシャリーフの公共センターで発生したテロ攻撃について、IS-K(イスラム国ホラサン)の犯行と掲載した。
爆弾は11日の現地時間午前11時頃に市内の公共センター内で爆発し、警備員1人が死亡、ジャーナリスト5人と子供3人が負傷した。
会場では当時、アフガンのジャーナリスト協会が主催する表彰式が行われ、独立系メディアのジャーナリストなどが参加していた。
アフガンでは2021年8月の政変以来、IS-Kによるテロ攻撃が相次いでいる。
この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバンにも攻撃を仕掛けており、マザーリシャリーフの政府庁舎で9日に発生した自爆テロでも犯行声明を出している。この攻撃では州知事を含む3人が死亡、4人が負傷した。
アマーク通信はIS-Kの犯行声明を引用し、「聖戦士はバッグに爆弾を入れ、表彰式会場の目立たない場所に置いた」と報じている。
またIS-Kはジャーナリストを狙った理由について、「聖戦を批判する組織に所属しているため」と主張した。「会場にいた愚か者たちは聖戦を批判し、我々に無謀な戦争を仕掛けた....」
内務省の報道官は事件後、センターの警備員が死亡したと発表した。負傷者の容体は明らかにされていない。