◎ショルツ氏は「IT技術者のビザ取得手続きを簡素化し、より多くの技術者を招きたい」と述べた。
ドイツのショルツ(Olaf Scholz)首相は26日、熟練労働者の不足に悩む労働市場の問題を解決する取り組みの一環として、インド人情報技術専門家の就労ビザ取得を緩和したいと表明した。
ショルツ氏は訪問先のインドで記者団の取材に応じ、「ソフトウェア開発者やIT開発スキルを持つ人々にとってドイツがより魅力的になるように、法的枠組みを改善することが今年の優先事項である」と説明した。
またショルツ氏は「IT技術者のビザ取得手続きを簡素化し、より多くの技術者を招きたい」と述べた。「ビザ申請の簡素化だけでなく、官僚的なプロセス全体を近代化したいと思っています...」
ショルツ氏は「ドイツ語を話せない外国人労働者は就労に苦労している」という質問に対し、「英語とドイツ語の取得を必須とする業界の考えを改めてる必要がある」という認識を示した。
ショルツ氏は25日に行ったモディ(Narendra Modi)首相との首脳会談について、「ロシアのウクライナ侵攻の影響などについて話し合った」と明らかにした。
ショルツ氏は昨年のG7サミットにモディ氏を招待している。同氏は今年日本で開催されるG7にもモディ氏を招待したいと表明した。