◎オブラドール氏は以前から、先住民の文化や信仰に敬意を表してきた。
メキシコのオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は25日、自身のソーシャルメディアアカウントに神話上の森の精霊「エルフ」と思われる生き物の写真を投稿した。
オブラドール氏はマヤの民話に登場するいたずら好きの森の精霊「アルクス(Aluxe)」の写真を投稿した際、冗談を言っているようには見えなかった。
オブラドール氏は「3日前にエンジニアが撮ったもので、アルクセのようだ。とても神秘的だ」と真剣に投稿した。
その写真には光に照らされた木と、人の目のように見える物体が映っていた。
オブラドール氏は以前から、先住民の文化や信仰に敬意を表してきた。ユカタン半島では現在、オブラドール氏の意向を反映した観光列車の建設が進められている。
マヤの民話によると、アルクスは森や野原に生息するいたずら好きな精霊で、物を隠すなどして人間にいたずらするという。人間はアルクスをなだめるために、小さなお供え物を置いていくそうだ。
古代マヤ文明はユカタン半島と隣接する中米で紀元前300~900年に最盛期を迎えた。マヤの子孫は現在も半島に住んでいる。
メキシコは1527~1546年までスペインの植民地になったにもかかわらず、今でも多くの先住民族がマヤ語を話し、民族衣装を身につけ、伝統的な食物、作物、宗教、医学の習慣を守り続けている。
Les comparto dos fotos de nuestra supervisión a las obras del Tren Maya: una, tomada por un ingeniero hace tres días, al parecer de un aluxe; otra, de Diego Prieto de una espléndida escultura prehispánica en Ek Balam. Todo es místico. pic.twitter.com/Tr5OP2EqmU
— Andrés Manuel (@lopezobrador_) February 25, 2023