◎地元住民は時節に合わせた皮肉たっぷりな像を準備し、子供たちも参加できるよう学校は休みになった。
ドイツ全土で20日、何万人もの人々がカラフルなコスチュームに身を包み、市内を練り歩くストリートカーニバルが開催された。
ドイツ通信社(dpa)によると、デュッセルドルフ、ケルン、ラインラントなどの伝統的なカーニバルで有名な地域には多くの観光客が集まったという。
地元住民は時節に合わせた皮肉たっぷりな像を準備し、子供たちも参加できるよう学校は休みになった。
デュッセルドルフでは「自由なイラン」と題された像が登場した。ヒジャブ(イスラム教のスカーフ)を外した女性の髪に絡まった聖職者(最高指導者のハメネイ氏とみられる)を描いていた。
ケルンではロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領が悪魔とキスする像が登場。血の風呂で身体を洗うプーチン氏の像は歓声を浴びながら市内を進んだ。
dpaは「悪魔とキスするプーチン」の制作者の話を引用し、「プーチンが世界を肉挽き器にかけるところをイメージして作った」と報じている。
一部の参加者はアニメや映画キャラクターのコスプレをして参加した。
dpaによると、東部の都市ハレでは女性が事故で負傷したため、パレードは早々に中止されたという。