◎フランクフルト、ミュンヘン、シュツットガルト、ハンブルク、ドルトムント、ハノーバー、ブレーレンの空港労組が17日のストに参加する予定。
ドイツ、首都ベルリン、賃上げを求めるデモ(Getty Images)

ドイツのサービス労働者の労組「ベルディ(Verdi)」は15日、国内の主要7空港の職員にストライキを決行するよう呼びかけた。

ベルディの書記長は声明で、「インフレを打ち負かすためには賃上げが必要であり、7空港は17日に一斉ストを決行する」と述べている。

ドイツ通信社(dpa)によると、ストは17日のみ。航空保安員などが参加する予定で、フランクフルト、ミュンヘン、シュツットガルト、ハンブルク、ドルトムント、ハノーバー、ブレーレンの空港が影響を受ける。

独第2の空港であるミュンヘン空港は15日、救援、医療、技術、その他の緊急事態のフライトおよび17日から始まるミュンヘン安全保障会議関連のフライト以外のほとんどの旅客便は欠航すると発表した。

ミュンヘン安保会場には多くのメディア関係者や活動家なども集まるため、旅客便で現地入りを予定していた人々に影響を与えそうだ。

dpaによると、ミュンヘン空港の17日の便数は700便超。その多くが欠航する予定。

国内最大の空港であるフランクフルトとハンブルグの両空港も17日の便の大半をキャンセルすると発表した。

フランクフルトは欧州のハブ空港のひとつであり、数万人に影響を与えると見込まれている。

ベルディは10.5%の賃上げを求めている。

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