◎ソウザ選手は自身のインスタアカウントで投票を実施。フォロワーにダシルバ氏の顔面を撃つかどうかを尋ねた。
バレーボール・ブラジル代表のウォレス・デ・ソウザ選手(Getty Images)

ブラジルのプロバレーボールクラブであるサダ・クルゼイロは31日、SNSでダシルバ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領の顔面を撃つかどうかファンに尋ねたソウザ(Wallace de Souza)選手を出場停止処分にした。

ソウザ選手は2016年のリオ五輪でブラジル代表の金メダル獲得に大きく貢献し、プロリーグでも数多くのタイトルを獲得しているブラジルバレー界のスターである。

地元メディアによると、ソウザ選手は昨年の大統領選で敗れたボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領の筋金入りの支持者だという。

ソウザ選手は自身のインスタアカウントで投票を実施。フォロワーにダシルバ氏の顔面を撃つかどうかを尋ねた。

ソウザ選手はボルソナロ氏の政策のひとつである銃規制の緩和を強く支持していた。

サダ・クルゼイロはソウザ選手の出場停止処分の期間を明らかにしていない。

ソウザ選手は出場停止処分が決まった後、インスタに謝罪声明を投稿し、「後悔している」と述べた。

またソウザ選手は「いかなる理由があろうと暴力を容認せず、選挙で選ばれた大統領を攻撃するなど絶対にありえない」と強調した。

ブラジル・バレーボール連盟は31日、「あらゆる暴力および暴力を扇動する行為を強く否定する」と声明を出した。

政府報道官も31日、「連盟の事務局長がソウザ選手に必要な措置を講じると報告を受けている」と述べた。

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