◎ウクライナ政府はドイツ陸軍の「レオパルト2」と米陸軍の主力戦車「エイブラムス」の供与を熱望している。
2023年1月11日/左からリトアニアのナウセーダ大統領、ゼレンスキー大統領、ポーランドのドゥダ大統領(Ukrainian Presidential Press Office)

ポーランドのドゥダ(Andrzej Duda)大統領は11日、隣国ウクライナにドイツ陸軍の主力戦車「レオパルト2」を供与する方針を示した。

ドゥダ氏はウクライナの西部リビウでゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領とリトアニアのナウセーダ(Gitanas Nausėda)大統領と会談。レオパルトを供与するか否かは同盟国にかかっていると強調した。

またドゥダ氏はレオパルト供与の可能性について関係国と協議していると説明したが、国名には言及しなかった。

ウクライナ政府はレオパルトと米陸軍の主力戦車「エイブラムス」の供与を熱望している。

ドゥダ氏は「同盟国がウクライナの要請に応じるのであれば、ポーランドはレオパルトを供与する」と述べた。「ポーランドはウクライナの防衛能力がさらに強化されることを望んでいます...」

リトアニアのナウセーダ氏はポーランドの決定を歓迎し、ロシアの侵略戦争が終結するまでウクライナに必要な支援を提供し続けることが重要だと語った。

ゼレンスキー氏は「ロシア軍に勝つためには戦車が必要不可欠であり、1国で十分の量を供与できないことは理解している」と述べ、「同盟国の共同決定を待ち望んでいる」と強調した。

3首脳は戦略的パートナーシップについても議論した。

リトアニア大統領府は会談後の声明で、「リトアニアとポーランドはウクライナに軍事、政治、外交、経済、人道的支援を提供し続ける決意を確認した」と発表した。

「ウクライナの戦争は我々の戦争であり、独裁者に対する自由世界の戦争でもある。我々は勝利するまでウクライナと共に立つ」

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