◎32歳のイラン人容疑者と25歳の弟は7日遅くに西部ノルトライン・ウェストファーレン州デュッセルドルフで拘束された。
ドイツ当局は9日、致死性の化学物質によるテロ攻撃を計画した疑いで逮捕されたイラン人の男が使用していたガレージを捜索した。
当局によると、32歳の容疑者と25歳の弟は7日遅くに西部ノルトライン・ウェストファーレン州デュッセルドルフで拘束されたという。身元と認否は明らかにされていない。
当局は米国の情報提供を受け、2人を逮捕したと報告している。
当局によると、2人はイスラム過激派の思想に基づいてテロ攻撃を計画したとされ、少なくとも1人が青酸カリとリシンの入手を試みていたという。
デュッセルドルフ検察は9日、「ドルトムントの地方裁は8日遅くに2人の勾留を許可した」と声明を発表した。
ドイツ通信社(dpa)は専門家の話を引用し、「2人は大量死をもたらすテロ計画を計画した罪で起訴されるとみられ、有罪が確定すれば懲役15年以下の実刑に処される可能性がある」と報じている。
検察は8日、2人が使用していた民家を捜索し、有毒物質は見つからなかったと報告した。
9日にはデュッセルドルフ市内にある2つのガレージで家宅捜索が行われた。捜索は危険物の処理を専門とする部隊が主導した。
テロ攻撃の詳細や容疑者が何を標的にしていたかは明らかになっていない。