◎デモ隊は新政権の政策が「民主主義と自由を脅かす」と指摘している。
イスラエルの首都テルアビブで7日、ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の政策に反対するデモが行われ、数千人が参加した。
デモ隊は新政権の政策が「民主主義と自由を脅かす」と指摘している。
あるグループはパレスチナの国旗を掲げ、「入植に反対」と叫んだ。LGBTQ+(性的少数者)を支持する団体はレインボーフラッグを掲げて行進した。
デモを主催したのは連邦議会の左派系とアラブ系の議員たちであった。議員たちは新政権の政策が司法制度を弱体化させ、格差を拡大させると指摘している。
デモ隊はレビン(Yariv Levin)法相の発言を厳しく非難した。
レビン氏が4日に発表した司法制度の見直し計画は最高裁判所の権限を弱めると批判されている。
野党と批評家は新政権が法制度を好きなように書き換え、チェックアンドバランスのシステムを根底から覆し、パレスチナへの入植を加速させようとしていると非難している。
デモに参加した男性はAP通信の取材に対し、「イスラエルが独裁国家になることを恐れている」と語った。「汚職で告発されている男に好き放題させてはいけません,,,」
ネタニヤフ氏は汚職疑惑で公判中だ。
デモ参加者は新政権の一部の閣僚が反LGBTを推進していることに怒りを表明した。
テルアビブに拠点を置く人権団体「Standing Together」はウェブサイトに声明を投稿し、「ネタニヤフ政権はLGBTやパレスチナ人などの少数派を弾圧する法改正の準備を進めている」と非難した。