◎デモ隊は市内で市民3人が銃撃された事件にインド軍が関与していると主張した。
インド当局は16日、北部カシミール地方で軍に抗議するデモが行われ、一部の暴徒が警察に石を投げつけたと発表した。
デモ隊は市内で市民3人が銃撃された事件にインド軍が関与していると主張した。
この3人は16日早朝、ジャム・カシミールの南部地区にある軍事基地の入り口付近で何者かに撃たれ、2人が死亡、1人が重傷を負った。
3人はこの軍事基地で働いていたという。軍は正体不明のテロリストによる犯行と断言したが、デモ隊は「イスラム教徒を差別するインド軍の犯行」と主張した。
デモに参加した地元住民はAP通信の取材に対し、「正体不明のテロリストはインド兵だ」と語った。「ヒンズー教徒は我々は皆殺しにしようとしています!」
デモを主催した地元のコミュニティリーダーは、「なぜテロリストは軍事基地ではなく、入り口にいた非武装の市民を攻撃したのですか?」とSNSに投稿している。
「インド軍は基地がテロリストの攻撃を受けたにもかかわらず、恒常業務を続けています。なぜですか?攻撃などなかったからです!」
事件直後、数百人が基地周辺に集まり、真実を明らかにするよう訴え、一部の参加者は基地と警察に石を投げつけた。
地元メディアによると、負傷者は報告されていないという。
インド政府が管理するカシミールの支配エリアはインドからの独立およびパキスタンへの編入を求める1989年の武装蜂起以来、紛争が絶えない。この蜂起では民間人、反政府勢力、軍の兵士数万人が死亡したと推定されている。
インド軍は緊急事態法に基づき、令状なしで家宅捜索や逮捕を行うことができ、その場で被疑者を射殺することも珍しくない。
人権団体はこの地域で人権侵害が蔓延していると指摘しているが、当局は軍が市民を攻撃したり射殺したという情報を分離主義者のプロパガンダと呼び、国際社会の警告を無視し続けている。