◎スウェーデンの動物園で脱走事件が発生したのはこれが初めてではない。
2022年12月15日/スウェーデン、東部イェブレにある動物園の看板(Fredrik Sandberg/TT)

スウェーデン当局は15日、東部イェブレにあるフルビック動物園の飼育場からチンパンジー5頭が逃げ出し、3頭が射殺されたと明らかにした。

報道によると、この動物園はイェブレの東約10kmの地点にあり、現在閉鎖されているという。

公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)は関係者の話を引用し、「園内で飼育されているチンパンジー7頭のうち5頭が逃げ出し、3頭が射殺され、1頭が負傷し手当てを受けている」と報じた。

SVTによると、チンパンジーは専用の飼育場から逃げ出したという。詳細は明らかにされていないが、負傷者はいないと伝えられている。

動物園は声明で、「チンパンジーがどうやって逃げ出したかは調査中であり、3頭が死んだことを重く受け止めている」と述べた。

SVTによると、5頭は14日に飼育場から逃げ出したという。園は警察に通報し、営業を休止。職員が3頭を射殺した。

残り1頭は園内のどこかにいるとみられるが、まだ捕まっていないようだ。

フルビック動物園は首都ストックホルムの北方約165kmに位置するイェブレの近郊にある。ホームページによると、この園は北欧諸国で唯一の霊長類研究施設でもあるという。

スウェーデンの動物園で脱走事件が発生したのはこれが初めてではない。

ストックホルムのユールゴーデン公園にある動物園では10月、キングコブラが脱走し、1週間後に自力で戻ってきた。負傷者はいなかった。

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