◎現場はドレスデンの中心部にある雑居ビルと伝えられている。
2022年12月10日/ドイツ、東部ドレスデン、人質事件が発生した現場近く(Jorg Schurig/ドイツ通信社)

ドイツ当局は10日、東部ザクセン州ドレスデンの中心部で男が2人を人質に取り、その後死亡したと発表した。

警察によると、事件は10日の午前中に発生したという。現場はドレスデンの中心部にある雑居ビルと伝えられている。

ドレスデン警察はツイッターに「容疑者は作戦中に死亡した」と投稿したが、警察に射殺されたのか自殺したのかは不明。身元も不明だが、年齢は40歳と報告している。

ドイツ通信社(dpa)は関係者の話を引用し、「人質2人にケガはなく、体調を確認するため医療機関に搬送された」と報じている。

ドレスデン警察によると、容疑者は62歳の母親を殺害した可能性があるという。警察は10日未明に市内の別の場所でこの女性の遺体を発見した。

ラジオ・ドレスデンによると、男は市内の主要駅近くにあるビルにも侵入を試みたという。

男はビル内で数発発砲した後、逃走したと伝えられている。この発砲で負傷者が出たかどうかは不明。

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