◎デモ隊は第2の都市テッサロニキで5日に発生した銃撃事件の真相を究明するよう求めている。
ギリシャの警察当局は8日、首都アテネ郊外で警察に抗議するデモが暴動に発展し、少なくとも7人を逮捕したと発表した。
デモ隊は16歳の少年が警察官に頭を撃たれた事件に抗議し、車やゴミ箱に火を放った。
地元メディアによると、警察は暴動が発生したエリアを数時間にわたって封鎖し、薬物所持で7人を逮捕。暴動に関与したとされる4人を拘束したという。
デモに参加したというツイッターユーザーは、「暴力警察官が有罪判決を受けるまでデモを続ける」と投稿している。
デモ隊は第2の都市テッサロニキで5日に発生した銃撃事件の真相を究明するよう求めている。
16歳の少年はガソリンスタンドで給油代20ユーロを支払わず、警察に追跡され、頭を撃たれたと伝えられている。容体は明らかにされていない。
少年を撃ったとされる34歳の警察官は停職処分となり、過失致死罪などで逮捕された。地元メディアによると、この警察官は9日に出廷する予定だという。
警察によると、警察官は「少年が運転するピックアップトラックが追跡に参加したバイク1台に突っ込もうとしたため、同僚の身を案じ、発砲した」と証言したという。
少年の父親は地元メディアのインタビューで、「なぜ頭を撃つ必要があったのか」と語った。
政府は8日、アテネとテッサロニキで小規模なデモと暴動が続いていることを受け、デモ隊に落ち着くよう呼びかけた。
アテネ西部の地区では自動車整備会社とバスが放火被害に遭ったと伝えられている。
政府報道官は少年が回復することを祈っていると述べ、真相究明を約束した。
逮捕された警察官はテッサロニキの裁判所に9日に出廷する予定。地元メディアによると、裁判所前でデモが予定されているという。