◎政府関係者は滑走路への侵入を「無謀」と厳しく非難しているが、活動家たちは旅客機を飛ばすなと反発している。
2022年12月8日/ドイツ、ベルリン・ブランデンブルク国際空港の滑走路、気候活動家と警察官(Paul Zinken/ドイツ通信社)

ドイツのベルリン・ブランデンブルク国際空港で8日、環境活動家が滑走路に侵入し、温室効果ガスを排出しながら飛行する旅客機とショルツ政権に抗議した。

ベルリンに拠点を置くラスト・ジェネレーション(Last Generation)によると、南部のミュンヘン空港でも抗議デモを行ったという。

ブランデンブルク国際空港の滑走路に突撃した活動家は警察の追撃を振り切り、旅客機に立ち向かったが、まもなく拘束された。

ミュンヘン空港によると、活動家が北側滑走路に侵入したため、一時閉鎖を余儀なくされたという。これにより、旅客機は南側滑走路を経由することとなり、遅れが生じた。

ベルリン・ブランデンブルク国際空港の広報担当はドイツ通信社(dpa)の取材に対し、「警察の捜査が続いている」と説明した。便に影響は出なかったという。

同空港では同様の抗議デモが何度か行われている。

政府関係者は滑走路への侵入を「無謀」と厳しく非難しているが、活動家たちは旅客機を飛ばすなと反発している。

一部の空港利用者は活動家の侵入を阻止するために警備を強化するよう求めている。

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