◎乗用車とトラック合わせて16台が巻き込まれたとみられる。
ブラジル当局は30日、南部パラナ州の土砂崩れに巻き込まれた人々の救助活動を続けていると報告した。
消防によると、土砂崩れは同州郊外の高速道路沿いで28日に発生し、これまでに2人の死亡が確認され、6人が救助されたという。
州政府は「乗用車とトラック合わせて16台が巻き込まれたとみられる」と説明している。
地元メディアは警察筋の話を引用し、「数十人が巻き込まれた可能性がある」と報じているが、行方不明者数はまだ確定していないとのこと。
消防当局は24時間体制で行方不明者を捜索している。
この地域では数日前から雨が降り続いていたという。消防と警察は雨が降りしきる中、レッカー、捜索犬、ドローンなどを使って救助活動を行った。
州政府の報道官は声明で、「二次災害の危険性が高まっており、慎重に行方不明者を探している」と述べた。
気象当局によると、この地域の雨は今後数日続く見込み。報道官は別の地域でも土砂災害が発生する可能性が高まっているとして、市民に最新の気象情報を確認するよう呼びかけた。