◎事故は30日の現地時間18時40分頃に発生した。
インド当局は30日、西部グジャラート州の歩道橋が崩落し、少なくとも68人が死亡したと明らかにした。
報道によると、崩落したのは同州モルビ(Morbi)のケーブル橋で、数百人が川に投げ出されたという。
タイムズ・オブ・インディア紙は当局者の話を引用し、「橋には多くの人が集まり、過密状態だった」と報じている。州政府報道官によると、80人以上が救助されたという。
この橋はイギリス植民地時代の19世紀に建設されたもので、全長は約230m。この地域の人気観光スポットのひとつで、数日前に補修工事を終えたばかりだった。
警察によると、事故は30日の現地時間18時40分頃に発生したという。
SNSに投稿された動画には、暗闇の中、川岸を目指して泳ぐ人々が映っている。報道によると、川岸には多くの市民が集まったという。
ツイッターに投稿された動画には、崩壊した橋のワイヤーや金具に捕まり難を逃れた人の姿も映っていた。
報道によると、近隣の地区から要員が派遣され、救助活動に当たっているという。
橋が崩落した原因は不明。一部のメディアはヒンズー教の祭典「ディワリ」を祝う人々が橋に殺到し、重量制限をオーバーした可能性があると報じている。
3日間の日程で地元グジャラート州を訪問中のモディ(Narendra Modi)首相は犠牲者に哀悼の意を表し、遺族と負傷者をサポートすると約束した。