◎米国は今週、行進が行われたヨハネスブルグのサントン地区でテロの可能性が高まっていると警告した。
南アフリカのヨハネスブルグで29日、約3年ぶりとなるLGBTQプライドパレードが行われ、3000人以上が参加した。
米政府はこの地域でテロが発生する可能性があると警告しているものの、参加者は「暴力には屈しない」と叫びながら市内を行進した。
米国は今週、行進が行われたヨハネスブルグのサントン地区でテロの可能性が高まっていると警告した。
南アフリカ政府は米国と情報を共有していると述べる一方、脅威を裏付ける証拠がないと懸念を表明している。
地元メディアによると、ヨハネスブルグ警察はサントン地区の治安を確保するために治安部隊を配備したという。
パレードを主催したヨハネスブルグ・プライドは声明で、「我々はいかなる形の暴力にも屈しない」と述べている。
また同団体はコロナの感染拡大後初となるパレードを称賛し、政府にLGBTQ+(性的少数者)やその他のマイノリティの権利を完全に保障する法律を施行するよう求めた。
地元メディアによると、このパレードに関連する暴力や混乱は起きなかったという。