◎連邦政府とカタルーニャ州政府の指導者は2017年の違法住民投票以来続く対立を解消したいと考えている。
2022年10月1日/スペイン、カタルーニャ州バルセロナ、カタルーニャの独立を求める集会(Joan Mateu Parra/AP通信)

スペインのカタルーニャ州で1日、分離独立を求める集会が開催され、数千人が参加した。

バルセロナの中心部に集まった人々はカタルーニャの旗を振り、「スペインから独立しよう」と訴えた。

連邦政府とカタルーニャ州政府の指導者は2017年の違法住民投票以来続く対立を解消したいと考えている。

独立派は2017年の住民投票で地滑り的勝利を収めたが、反対派は投票をボイコットしていた。最高裁はこの投票を違憲と裁定している。

カタルーニャの独立派議員は2017年10月27日に一方的に独立を宣言したものの、国際社会からの支持は得られず、連邦政府は直ちにカタルーニャ州を掌握し、トップを解任した。

一部の指導者はスペインから逃亡。国内にとどまった指導者は扇動罪で実刑判決を受け、昨年恩赦を与えられた。

独立派を求める強硬派は住民投票の失敗で指導者を失い、内輪もめを続けている。

同州のアラゴネス(Pere Aragonès)州首相は連邦政府との協議を求めているが、強硬派の内輪もめを抑えられずにいるようだ。

1日のデモに参加したあるグループは「アラゴネス、辞任!」と書かれた横断幕を掲げていた。

強硬派は連邦政府公認の住民投票を求めるアラゴネス氏の計画を非難し、「2017年に結果が出ている」と主張している。

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