◎中国代表はワールドカップの出場権を獲得できなかったものの、中国企業はワールドカップ関連施設のメガプロジェクトに深く携わってきた。
中国政府は27日、11月に開幕するFIFAワールドカップカタール大会を記念して、ジャイアントパンダ2頭をカタールに贈ると発表した。
在カタール中国大使館は声明で、「ワールドカップの開幕に先立ち、スアヒル(Suhail)とソラヤ(Soraya)と名付けたジャイアントパンダが来月カタールに到着する予定である」と述べている。
また同大使館は、この2頭が「中国とカタールの友好のシンボルになる」と説明している。
中国代表はワールドカップの出場権を獲得できなかったものの、中国企業はワールドカップ関連施設のメガプロジェクトに深く携わってきた。
カタールのサーニ(Hamad bin Khalifa al-Thani)首長は物議をかもした北京冬季五輪の開会式に出席した数少ない国家元首のひとりであり、習近平(Xi Jinping)国家主席は当時の首相会談で「パンダ外交を開始する用意がある」と述べていた。
中国はロシアへの支援を表明するなど、西側との対決姿勢を強めている。その結果、中国は欧米と一定の距離を保つ国との関係をより一層重視するようになった。