◎転覆したボートは木製。およそ100人が乗船していたと伝えられている。
2022年9月26日/バングラデシュ、北部ポンチョゴル県の河川(Getty Images)

バングラデシュの警察当局は26日、北部ポンチョゴル県の河川でヒンズー教の巡礼者を乗せたボートが転覆した事故について、新たに17人の遺体を収容し、確認された死者は41人に上ったと報告した。

救助隊とボランティアは24時間体制で行方不明者を捜索している。

転覆したボートは木製。およそ100人が乗船していたと伝えられている。

目撃者によると、乗客数十人は自力で岸にたどり着き、その一部は警察の聴取を受けることなくどこかに行ってしまったという。

ベンガル語紙プロトム・アロは警察筋の話を引用し、「まだ数人が行方不明」と報じている。

地元警察の報道官は25日、「ボートは市内の寺院から戻る途中、何らかの理由でひっくり返り、転覆した」と説明していた。

ヒンズー教徒たちは来月行われる宗教祭「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)」に先立ち、市内の寺院に足を運んだと伝えられている。

バングラデシュの人口は約1億6000万人。人口に占めるヒンズー教徒の割合は約8%、大多数はイスラム教徒である。

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