◎転覆したボートは木製。およそ100人が乗船していたと伝えられている。
バングラデシュの警察当局は25日、北部ポンチョゴル県の河川でヒンズー教の巡礼者を乗せたボートが転覆し、少なくとも24人が死亡したと発表した。
地元警察によると、転覆したボートは木製。およそ100人が乗船していたと伝えられている。
警察の報道官は地元メディアの取材に対し、「ボートは市内の寺院から戻る途中、何らかの理由でひっくり返り、転覆した」と語った。
事故を目撃したという男性はAP通信の取材に対し、「ボートは超満員状態で、バランスを崩しひっくり返ったように見えた」と説明した。
ボランティアと救助隊は25日の夕方までに24人の遺体を収容した。警察によると、24人のうち12人は女性、8人は子供だったという。
警察は数人が行方不明になった可能性があると説明し、捜索を続けている。その他の乗客は自力で岸にたどり着き、一部は警察の聴取を受けることなくどこかに行ってしまったと伝えられている。
ヒンズー教徒たちは来月行われる宗教祭「ドゥルガー・プジャ(Durga Puja)」に先立ち、市内の寺院に足を運んだようだ。
バングラデシュの人口は約1億6000万人。人口に占めるヒンズー教徒の割合は約8%、大多数はイスラム教徒である。