◎犯行声明は出ていない。
アフガニスタン当局は23日、首都カブールのモスク近くで爆弾が爆発し、少なくとも7人が死亡、子供を含む41人が負傷したと発表した。
タリバンによると、爆弾はモスク近くにとめられていた自動車に隠されていたという。犯行声明は出ていない。
報道によると、この爆発の数分前に別のモスク近くでも爆発が報告された。
内務省の報道官は声明で、「爆発物を積んだ車はモスク近くの道路脇に駐車され、金曜礼拝を終えた人々が外に出てきた時に爆発した」と説明した。
AP通信の取材に応じた目撃者は、「現場はひどい有様だった」と説明した。「道路脇で爆弾が爆発し、多くの人がひどく負傷していました...」
負傷者を受け入れた市内の医療機関はSNSに、「14人を受け入れ、そのうち4人はすでに死亡していた」と投稿している。
カブール警察の報道官は礼拝者を狙ったテロと言明した。「これはモスクと礼拝者を狙った許し難い犯罪であり、テロリストの情報を持っている人はすぐに出頭してください....」
アフガンではこの数カ月、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
IS-Kは昨年8月の政変以来、モスクや礼拝者、特に少数派であるイスラム教シーア派への攻撃を繰り返している。
国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は23日、「今回の爆破事件もアフガンの治安の悪さを痛感させる」とツイートし、犠牲者に哀悼の意を表した。