◎インドでは毎年、数十万人が交通事故で死傷している。
インド北部ジャム・カシミール州で14日、渓谷にミニバスが転落し、少なくとも11人が死亡、29人が負傷した。
報道によると、バスは同州郊外の集落に続く未舗装の道路を外れ横転し、約75m落下したという。
主要紙タイムズ・オブ・インディアは目撃者の話を引用し、「バスは岩場に何度も叩きつけられ、大破した」と報じている。
軍、警察、地元住民が負傷者の救助に当たった。
報道によると、9人の死亡がその場で確認され、2人は医療機関に搬送後、死亡したという。29人はいずれも重傷で、うち6人は市内の総合病院に空輸された。運転手の安否は不明。
乗客の多くが学生と伝えられているが、死傷者の身元は明らかにされていない。
州政府は14日、犠牲者に哀悼の意を表し、遺族に支援金50万ルピー(約90万円)を支払うと発表した。
モディ(Narendra Modi)首相もツイッターに声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、負傷者の一刻も早い回復を願った。
カシミール地方では先月、準軍組織の兵士を乗せたバスが山道から滑り落ち川に転落。6人が死亡、数十人が重傷を負った。
インドでは毎年、数十万人が交通事故で死傷している。