◎遺体は28日から29日にかけて、南東部沖の異なる海域で発見された。
スペイン南東部の海岸、亡命希望者たち(Getty Images/AFP通信)

スペインの沿岸警備隊は29日、南東部の沖合で亡命希望者とみられる7人の遺体を発見、回収したとは報告した。

警察の報道官によると、遺体は28日から29日にかけて、南東部沖の異なる海域で発見されたという。

報道官は、「7人はアフリカの亡命希望者とみられる」と説明した。性別は明らかにされていない。警察は身元を示すものがないか探している。

また報道官はこの7人について、27日に現場海域近くを漂っていたボートに乗っていた可能性があると説明した。沿岸警備隊はこのボートにしがみついてた亡命希望者とみられる1人を救助している。

サハラ以南のアフリカ諸国や中東の貧しい国から西欧への亡命を希望する人々はリビア・チュニジア・モロッコなどの海岸からボートに乗り、スペインやイタリアを目指す。

この地中海亡命ルートでは毎年数百から数千人の亡命希望者が死亡していると推定されている。

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