◎ジャンピエール報道官は22日、「バイデン大統領は陰性と診断されるまで一人で働く」と述べた。
バイデン(Joe Biden)米大統領の主治医であるオコナー(Kevin O'Connor)氏は22日、バイデン氏のコロナ症状は改善し、血圧、脈拍、呼吸数、酸素濃度も正常だと発表した。
オコナー氏によると、バイデン氏の体温は21日夜の時点で37.4度まで上がったが、解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンを服用し、正常に戻ったという。
一方、ホワイトハウスのジャンピエール(Karine Jean-Pierre)報道官はバイデン氏と接触した17人を特定したと発表した。同氏によると、17人の中で陽性と診断された人は今のところおらず、全員マスクを着用しているという。
ジル(Joe Biden)夫人も22日のPCR検査で陰性を確認したと報告されている。
大統領夫人報道官によると、ジル夫人は少なくとも26日までデラウェア州ウィルミントンの事務所にとどまる予定だという。
4月末にコロナに感染したハリス(Kamala Harris)副大統領も22日の検査で陰性を確認した。副大統領報道官によると、ハリス氏はバイデン氏の濃厚接触者の1人だが、公務を継続するという。
バイデン氏は21日朝の定期検査で陽性と診断された。
オコナー氏によると、バイデン氏は20日の夕方頃に体調に異変を感じたという。
オコナー氏は、「バイデン大統領はファイザー社が開発したコロナ経口治療薬パクスロビドを服用し、血圧、脈拍、呼吸数、酸素飽和度はいずれも完全に正常」と報告している。
パクスロビドは臨床試験で重症化リスクを89%低減させることが示されている。
オコナー氏は、「バイデン大統領はダブルブースト(ワクチン4回接種済み)されているため、心配することは何もない」と明言した。
安全保障会議(NSC)のカービー(John Kirby)報道官も22日、「バイデン大統領は公務を続けており、国家安全保障の意思決定プロセスには何の影響も出ていない」と述べた。
バイデン氏はオンラインで会議に参加した際、軽くせき込んだが、記者団に「私の体調は至って良好だ」と語った。
バイデン氏はその後も定期的にせき込み、「ウーン」とうなり、記者から「大丈夫か?」と質問されると親指を突き立て満面の笑みを浮かべた。
ジャンピエール氏は定例会見の中で、「大統領は陰性と診断されるまで一人で働く」と述べた。
President Biden continued working from the White House this morning, including speaking by phone with his national security team. pic.twitter.com/jdQkoDtupR
— The White House (@WhiteHouse) July 22, 2022