◎アフガン東部では先月21日にもM6.1の地震が発生し、1000人以上が死亡したと報告されている。
アフガニスタン政府は18日、東部パクティカ州郊外で地震が発生し、少なくとも10人が負傷したと発表した。
米地質調査所(USGS)によると、震源地はパクティカ州郊外、地震の規模を示すマグニチュードは5.1。18日の現地時間21時22分頃に発生したと推定されている。
アフガン東部では先月21日にもM6.1の地震が発生し、1000人以上が死亡したと報告されている。
タリバンの報道官は18日の声明で少なくとも10人が負傷したと発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
国連は先月の地震の死者を770人と報告している。タリバンは1150人が死亡し、数百人が負傷したと報告したが、死傷者数を正確に把握することは困難とみられる。
国際機関や人道団体は女性や子供を含むアフガンの市民数百万人が深刻な食料不足に直面していると警告し、タリバンも国際社会に支援を求めたが、ほとんどの国が冷淡な反応を示した。
西側諸国はタリバンに女性の権利を含む基本的人権を保障するよう求め、援助を打ち切り、資産を凍結している。
援助の打ち切りはアフガンの経済崩壊と人道危機に拍車をかけている。