◎プーチン(Vladimir Putin)大統領と4カ国の首脳はこの地域から外国軍を排除するという誓約を遵守することに合意した。
カスピ海の沿岸5カ国は29日、この地域から外国軍を排除するという共通の誓約を再確認した。
ロシア、イラン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、カザフスタンの大統領はトルクメニスタンの首都アシガバードで地域協力と国際問題について協議する首脳会議に臨んだ。
声明書によると、プーチン(Vladimir Putin)大統領と4カ国の首脳はこの地域から外国軍を排除するという誓約を遵守することに合意したという。
また5カ国はカスピ海に外国軍を入れず、他の沿岸国を攻撃するために自国の領土に外国軍を駐留させないという誓約も再確認した。
声明書はカスピ海諸国間の軍事分野における協力の重要性も強調している。
5カ国は2018年にカスピ海資源の開発に関する条約に調印し、世界最大の湖をめぐる数十年にわたる不確実性に終止符を打った。
プーチン氏は中央アジアのタジキスタンからトルクメニスタンに移動し、セルダル・ベルドイムハメドフ(Serdar Berdimuhamedow)と会談した後、首脳会議に臨んだ。
一方、マドリードに集まったNATO首脳らは29日、ロシアを加盟30カ国の平和と安全に対する「最も重要かつ直接的な脅威」と位置づけ、ウクライナへの支援を強化すると宣言した。
プーチン氏と他の首脳はウクライナ侵攻には言及しなかった。