◎トランプ氏は現職のケンプ州知事の対抗馬に元上院議員のパデュー氏を選んだ。
2017年/ワシントンD.C.ホワイトハウス、トランプ大統領とパデュー議員(Getty Images/AFP通信)

ジョージア州の共和党予備選が行われ、トランプ(Donald Trump)前大統領の支持を受けた州知事候補が現職に敗れた。

トランプ氏は現職のケンプ(Brian Kemp)州知事の対抗馬に元上院議員のパデュー(David Perdue)氏を選んだ。

ケンプ氏は2020年大統領選でトランプ氏の懇願を却下し、バイデン(Joe Biden)氏の勝利を認めた。

パデュー氏は票を伸ばすと期待されていたが、開票率50%の時点で敗北を認め、支持者に謝罪した。

この結果、ケンプ氏は民主党のエイブラムス(Stacy Abrams)氏の挑戦を受けることがほぼ確定した。

知事選は11月の上院選と同じタイミングで行われるため、郵便・不在者投票をめぐる激しいやり取りが繰り広げられると予想されている。

民主党は昨年、同州の上院2議席を共和党から奪取し、上院の多数派となった。

同州のウォーノック(Raphael Warnock)上院議員は、トランプ氏の支持を受ける元NFL選手のウォーカー(Herschel Walker)候補の挑戦を受ける。

保守派のケンプ氏は2020年大統領選でバイデン氏の勝利を認め、トランプ氏の怒りを買った。トランプ氏は結果を覆すよう迫ったが、ケンプ氏はこれに強く反対した。

同州のラフェンスパーガー(Brad Raffensperger)州務長官もトランプ氏の脅迫を克服し、バイデン氏の勝利を認めた。同氏も予備選を控えている。

ケンプ氏はマイク・ペンス(Mike Pence)前副大統領の支持を受けた。

2022年5月23日/ジョージア州、ケンプ州知事(左)とペンス前副大統領(Curtis Compton/Atlanta Journal-Constitution/AP通信)
アフィリエイト広告
スポンサーリンク