◎リバンは昨年、女性と少女の権利を保障すると約束した。
2022年5月22日/アフガニスタン、首都カブール、TOLOニュースの女性キャスター(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタンのタリバンは22日、国内のすべての女性キャスターに顔を隠すよう命じる法令を強制執行した。

この法令は19日に発表されたが、従った報道機関はごくわずかだった。しかし、悪名高い勧善懲悪省が法令の施行を改めて宣言したため、22日に放送されたニュースの女性キャスターはほぼ完全に顔を隠して出演した。

タリバン当局者は先週、「この法令は絶対であり、交渉の余地はない」と発表していた。

カブールのTOLOニュースの女性キャスターはAFP通信の取材に対し、「タリバンは女性を公の場から排除する取り組みを加速させている」と語った。「タリバンの差別法令を覆すためためには、国際社会の圧力が欠かせません...」

またこの女性キャスターは、個人ではなくテレビ局に圧力がかかっていると述べ、「従わなければ解雇され、家族や友人を危険にさらす可能性がある」と指摘した。「勧善懲悪省は顔を隠さなかったキャスターの家族を逮捕し、裁判にかけると脅しています...」

TOLOニュースの男性職員も全員マスクを着用し、女性キャスターとの連帯を表明した。夕方のニュースの男性メインキャスターもマスクをつけた状態で出演した。

地元メディアの関係者によると、国内の報道機関は先週命令を受けたが、22日に再度「議論の余地はない」と言われ、実行を余儀なくされたという。

TOLOニュースの男性職員はAP通信に、「拒否すれば家族に被害が及ぶ可能性がある」と説明した。

1990年代の旧タリバン政権は女性に厳しい制限を課し、全身を覆うブルカ(イスラム教のヴェール)の着用を義務付け、公共の場から女性を排除した。

タリバンは今月、すべての女性に公共の場でのブルカ着用を命じた。法令によると、女性は必要なときだけ外出し、服装規定に違反した女性の親族は召喚され、裁判にかけられる。

西側諸国は女性と少女に対するタリバンの法令を非難し、それが解消されない限り援助は再開しないと示唆している。

タリバンは3月、女子児童を中等教育から排除し。

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