◎ISISの関連グループであるIS-K(ホラサン州のイスラム国)がテレグラムに犯行声明を投稿した。
2022年4月28日/アフガニスタン、北部マザリシャリフの医療機関(AP通信/Aljazeera)

アフガニスタン政府は28日、北部マザリシャリフで爆弾テロが発生し、少なくとも9人が死亡、13人が負傷したと発表した。

マザリシャリフの警察によると、爆弾はシーア派教徒が乗る2台の車を狙ったという。最初の爆発から数分後、別の場所に設置された2つ目の爆弾が爆発したと報告されている。

警察の報道官は、「イスラム国(ISIS)はラマダン断食を終えたシーア派教徒を狙った」と説明した。「テロリストはアフガニスタンの緊張と分裂を促しています...」

事件後、ISISの関連グループであるIS-K(ホラサン州のイスラム国)がテレグラムに犯行声明を投稿した。

タリバンはテロが発生した地域を封鎖したとされる。ある住民はAP通信の取材に対し、「IS-Kはシーア派少数民族のハザラ人を狙ったようだ」と語った。

アフガニスタンではここ数週間、ISISによるものと思われる爆弾テロが相次いでいる。

先日マザリシャリフのモスクで発生した爆弾テロでは少なくとも12人の礼拝者が死亡し、多数の負傷者が出た。

北部クンドゥズ州のモスクでも先週、30人以上が死亡する爆弾テロが発生している。このテロの標的もシーア派だった。

首都カブールのシーア派が通う男子校でも先週爆弾が2つ爆発し、生徒6人が死亡している。

IS-Kはマザリシャリフのモスク爆破を実行したと声明を出しているが、クンドゥズ州の犯行声明は今のところ確認されていない。

ISISはタリバンと同じスンニ派だが、激しく対立している。タリバンはアフガニスタンを外国勢力から解放することだけを目指しているが、ISISはトルコ、パキスタン、その先の領土を含むカリフ国家の建国を目指している。

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