◎イギリスは今週、ロシアに追加制裁を科した。
2022年4月9日/ウクライナ、首都キーウの政府庁舎、ジョンソン英首相(Ukrainian Presidential Press Office/ロイター通信)

ロシア外務省は16日、イギリスがウクライナでの特別軍事作戦においてロシアに制裁を科したことを受け、ジョンソン首相と閣僚らの入国を禁じた

同省は声明の中で、「この措置は我が国を国際的に孤立させ、我が国を制限し、国内経済を締め付ける条件を作り出すことを目的としたロンドンの不確かな情報および政治キャンペーンへの報復である」と述べている。

また同省はジョンソン政権の制裁を「前例のない敵対行為」と呼び、ロシア政府高官への制裁に言及した。「イギリスの指導者はウクライナを取り巻く状況を意図的に悪化させ、ウクライナ政府に致死量の兵器を送り込み...」

ブラックリストにはラーブ副首相、トラス外相、ウォレス国防長官、メイ前首相、スコットランドのスタージョン首相などが含まれている。

イギリスは2月24日の侵攻開始以来、ロシア政府や銀行の資産凍結、渡航禁止、その他様々な経済制裁を科し、国際的な取り組みの一翼を担ってきた。

ロシアは米バイデン政権に対しても3月に同様の制裁を科している。

ジョンソン政権は15日、ウクライナへの断固たる支援を継続し、ウクライナに対するロシアの「行動」を非難すると声明を発表した。

スコットランドのスタージョン首相はプーチン大統領を「戦争犯罪人」と糾弾し、ロシアに対する非難をためらわないと誓った。

米英両政府は今週初め、ロシアに追加制裁を科した。

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