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ドミニカ裁判所、MLBワンダー・フランコ被告の刑事責任認定、性的虐待事件

フランコ被告は2021年、タンパベイ・レイズと11年総額1億8200万ドルの大型契約を締結し、将来を嘱望されるスター選手として注目を集めていた。
2026年5月25日/ドミニカ共和国、北部プエルトプラタの裁判所、米MLBタンパベイ・レイズのワンダー・フランコ被告(AP通信)

米MLBタンパベイ・レイズに所属するワンダー・フランコ(Wander Franco)被告を巡る性的虐待事件で、ドミニカ共和国の裁判所は25日、未成年者に対する性的・心理的虐待について同選手の刑事責任を認定した。一方で、裁判所は「特別な事情」があったとして司法恩赦を適用し、禁錮刑などの処罰は科さない判断を示した。

判事は被害を受けた少女の母親が被告から金銭を受け取り、関係を黙認していた点を重視した。また判事は母親が恐喝や金銭目的の行動を取っていたと認定し、「フランコ被告もまた被害者だった」と説明。司法恩赦は「論理的かつ法的に妥当な判断だ」と述べた。少女の母親には人身売買や性的搾取に関与した罪で禁錮10年の実刑判決が下された。

事件は2023年に発生した。フランコ被告は当時14歳だった少女と約4カ月間にわたり交際関係を持ち、その見返りとして母親に多額の現金を提供したとされる。捜査当局は2024年1月にフランコ被告を逮捕し、未成年者への性的虐待や搾取などの容疑で起訴した。

フランコ被告は2021年、タンパベイ・レイズと11年総額1億8200万ドルの大型契約を締結し、将来を嘱望されるスター選手として注目を集めていた。2023年にはMLBオールスターにも選出されたが、疑惑発覚後は事実上プレーから遠ざかっている。球団は2024年、同選手を制限リスト入りさせ、給与支払いも停止した。

今回の判決を受け、MLBは声明を発表。「判決を認識しており、適切な時期に独自調査を終える」とした。リーグは家庭内暴力・性的暴行規定に基づく調査を続けており、今後追加処分が科される可能性もある。現地メディアは有罪認定を受けたことで米国ビザ取得が困難になり、MLB復帰が困難になったと伝えている。

判決後、フランコ被告は裁判所前で報道陣に対し「安心している」と語り、支援者に感謝を示した。正式な判決文は6月16日に公表される予定で、弁護団は詳細を確認した上で今後の対応を検討するとしている。

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