パナマでM7.7の地震、相次ぐ余震で建物倒壊、空港一時停止、津波警報も発令
米地質調査所(USGS)によると、最初の地震は中部エレーラ県郊外を震源とし、震源の深さは約10キロだった。
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中米パナマで9日、マグニチュード7.7の強い地震が発生し、その後も余震が続いた。午後にはM6.6の地震も発生し、各地で建物の損壊や住民の避難が相次いだ。米地質調査所(USGS)によると、最初の地震は中部エレーラ県郊外を震源とし、震源の深さは約10キロだった。揺れは隣国コロンビアでも確認された。
AP通信によると、被害は中部地域に集中した。建物の一部破損や道路の亀裂が確認され、負傷者も出ている。地元テレビ局は聖堂で一部崩落と亀裂が生じ、ロスサントスの教会が倒壊したと報じた。被害の全容は明らかになっていない。
首都パナマシティでも強い揺れが観測され、多くの市民が建物の外に避難した。USGSはM5.8、M5.5、M5.2などを含む45回以上の余震が発生したと報告している。ムリノ(José Raúl Mulino)大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、市民に冷静な対応を呼びかけた。
交通機関にも影響が及んだ。中米有数のハブ空港であるパナマシティのトクメン国際空港は安全確認のため一時的に運航を停止し、避難手順を実施した。パナマシティの地下鉄も安全上の理由から2路線の運行を停止し、教育省は全国の学校を休校とした。一方、世界貿易の要衝であるパナマ運河は通常通り運航を続け、当局が施設の安全点検を進めている。
地震を受け、米国の津波警報システムはパナマ、コロンビア、コスタリカ、エクアドルなど中南米各国の沿岸に津波の危険があると警告した。チリ海軍も警戒情報を発出した。
パナマは複数のプレートが接する環太平洋火山帯に位置し、地震が発生しやすい地域だ。1991年には隣国コスタリカ付近を震源とするM7.4の地震により、パナマ国内でも多数の死傷者が出た。
