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米国務省、メキシコ前大統領の息子のビザ取り消し、理由明らかにせず

ベル​​トラン氏はSNSで公開したトランプ氏宛ての書簡で、ルビオ国務長官が入国許可の取り消しを命じたと主張した。
2020年7月8日/米ワシントンD.C.ホワイトハウス、トランプ大統領(右)とメキシコのオブラドール大統領(Evan Vucci/AP通信)

メキシコのオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)前大統領の息子であるベルトラン(Andrés Manuel López Beltrán)氏は13日、米国務省が自身のビザ(査証)を取り消したと明らかにし、トランプ(Donald Trump)米大統領に説明を求めた。ビザ取り消しの理由は明らかになっていない。

ベル​​トラン氏はSNSで公開したトランプ氏宛ての書簡で、ルビオ(Maro Rubio)国務長官が入国許可の取り消しを命じたと主張した。その一方で、自身について「不道徳または犯罪行為に関する証拠は示されていない」と訴え、今回の措置を政治的なものと批判した。ビザの種類については明らかにしていない。

米国務省や在メキシコ・米国大使館は個人のビザ記録は法律上、機密扱いになっているとして、コメントを控えている。今回の措置は米国がメキシコの政治家らに対する圧力を強める中で明らかになった。ニューヨーク州では最近、麻薬密売との関係が疑われるとして、メキシコの現職・元政府関係者10人が起訴されている。

メキシコのシェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領は14日、ベル​​トラン氏のビザ取り消しについて「政治的な性格を持つ」と批判。犯罪行為に関する主張があるなら、米側は証拠を示すべきだとしつつ、今回の問題が米国との外交的対立に発展することはないとの立場を示した。

ベル​​トラン氏は2024年に与党・国家再生運動(MORENA)の担当書記に就任し、父親の政治基盤を支える存在として活動してきた。今回のビザ取り消しは米墨間の麻薬対策や政治介入を巡る緊張が続く中で、両国関係の新たな火種となる可能性がある。

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