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コンゴ・エボラ流行、確定症例4945人、死者2300人超える

WHOは2014~16年に西アフリカで発生し、1万1000人以上が死亡した過去最悪のエボラ流行を超える可能性があるとして、国際社会に支援を強化するよう呼びかけている。
2026年8月12日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニア、エボラ感染者の遺体を埋葬する人々(AP通信)

コンゴ民主共和国の「エボラ出血熱」流行について、当局は17日、死者が2300人を超えたと明らかにした。政府の統計によると、16日時点の確定症例数は4945人、死者は2325人に達し、2018~20年の流行で記録した死者2299人を上回った。今回の流行は、同国史上最悪のエボラ流行となっている。

感染の中心となっているのは北東部イトゥリ州の州都ブニア周辺だ。流行は5月15日に正式に確認されたが、実際には2月ごろから感染が広がっていた可能性がある。現在は東部の6州にまで拡大し、隣国ウガンダでも感染者が確認された。

世界保健機関(WHO)は、今回の流行が過去のエボラ流行と比べても極めて速いペースで拡大しているとして、封じ込めに向けた対応を急いでいる。

今回の流行を引き起こしているのは「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスだ。この型に対しては承認されたワクチンや治療薬がなく、対応を難しくしている。一方、実験段階のワクチンや治療法について臨床試験が進められている。

感染拡大を加速させている背景には、医療体制の脆弱さだけでなく、東部で続く紛争や住民の移動、医療従事者への襲撃、エボラへの不信や誤情報がある。医療施設や埋葬チームが襲撃されるケースが相次ぎ、感染者の発見や接触者の追跡が困難になっている。

WHOなど国際機関は現地の医療従事者を増員し、検査や接触者の追跡、患者の治療を強化している。国連も追加資金を拠出して対応を支援する。しかし、感染拡大の速度は対策を上回っており、WHOは2014~16年に西アフリカで発生し、1万1000人以上が死亡した過去最悪のエボラ流行を超える可能性があるとして、国際社会に支援を強化するよう呼びかけている。

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