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メキシコ・バハカリフォルニア沖の船転覆、米沿岸警備隊が捜索打ち切り、11人不明

この船には27人が乗っていたとみられ、16人が救助された一方、残る11人は行方不明のままだ。
2026年10月16日/米カリフォルニア州サンディエゴの沿岸警備隊基地(AP通信)

米沿岸警備隊は18日深夜、メキシコ北西部バハカリフォルニア州沖で船が転覆した事故について、行方不明者を捜索を打ち切った。現地メディアが19日に報じた。

この船には27人が乗っていたとみられ、16人が救助された一方、残る11人は行方不明のままだ。救助された人の中には、サメにかまれた人も複数含まれている。

事故が発生したのは16日未明。米沿岸警備隊は午前1時ごろ、遭難信号を受信した。通報を受けてヘリコプターが現場に向かい、約2時間後に到着。救助活動には約90分を要し、海上にいた16人を救出した。

事故現場はメキシコ・エンセナダの西方約225キロ、米国の領海外に位置する。米沿岸警備隊によると、米海軍やメキシコ海軍も捜索に加わり、航空機やヘリコプター、複数の船舶を投入して約4日間にわたり生存者を探したが、これ以上の救助は困難と判断した。

救助された16人は全員メキシコ国籍であることが、サンディエゴの在メキシコ総領事館によって確認された。米税関・国境警備局(CBP)は生存者から事情を聴き、事故の経緯を調べている。船の出発地や目的地、転覆した原因は明らかになっていない。

事故海域は、メキシコから米国へ移民を密航させるルートとして利用される一方、漁業やレジャー船の航行も多い。米当局は今回の船が密航に関係していた可能性も視野に入れているが、現時点で詳細は判明していない。

米国とメキシコの国境周辺では、海路を使った移民の移送に伴う事故が過去にも発生している。2025年5月には国境付近の沖合で船が転覆し、3人が死亡した。2023年にもサンディエゴ沖で移民を乗せた船が転覆し、8人が死亡している。

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