ハイチ47人死亡ギャング襲撃、犠牲者の合同葬営まれる
ハイチではギャングが首都ポルトープランスの7割を支配下に置き、2026年1~6月だけで3000人以上が死亡、約150万人が国内避難を余儀なくされている。
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ハイチ・ポルトープランス近郊のケンスコフで2日、ギャングによる襲撃で死亡した住民の葬儀が行われ、100人を超える遺族や住民が教会に集まった。8月23日に発生した襲撃では、武装したギャングがこの地区を襲い、少なくとも47人を殺害したほか、50人以上を誘拐した。今回の事件は長期化するギャング犯罪の中でも特に大規模な被害をもたらし、地域社会に衝撃を与えている。
葬儀が行われたのは、襲撃の際に住民が避難場所として集まっていた教会だった。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、襲撃には約150人の武装ギャングが参加し、逃げようとした13人を殺害した後、教会内に逃げ込んだ住民らを追撃し、さらに34人を殺害したとされる。犠牲者には今回葬儀が行われた2人の兄弟と3人のいとこも含まれていた。
誘拐された住民のうち、地域指導者や国連児童基金(ユニセフ)による働きかけを受け、6人の子どもと7人の女性が解放された。しかし、依然として多くの住民の安否が分かっておらず、地域では不安が続いている。中央政府は被害を受けた家族への支援を表明しているが、死亡した47人のうち埋葬されたのは17人にとどまり、犠牲者の遺族が生活を取り戻すには時間がかかるとみられる。
事件を受け、住民の間では治安当局への不満も高まっている。警察が襲撃を防げなかったことについて、住民らは警察の対応不足や一部関係者の関与を疑問視しており、抗議デモや追悼集会も行われている。
ハイチではギャングが首都ポルトープランスの7割を支配下に置き、2026年1~6月だけで3000人以上が死亡、約150万人が国内避難を余儀なくされている。
今回の葬儀は単なる犠牲者の追悼にとどまらず、国家による治安維持能力の低下と、ギャング勢力が市民生活を脅かすハイチの深刻な現状を改めて浮き彫りにした。
