メキシコ・オアハカ州でジャーナリストが撃たれ死亡、6月以降4人目の犠牲者
同国で6月以降に殺害されたジャーナリストは少なくとも4人目となり、報道関係者を取り巻く深刻な治安状況が改めて浮き彫りとなった。
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メキシコ南部オアハカ州で22日、ジャーナリストの男性が何者かに撃たれ死亡した。州検察当局が23日に明らかにしたもので、同国で6月以降に殺害されたジャーナリストは少なくとも4人目となり、報道関係者を取り巻く深刻な治安状況が改めて浮き彫りとなった。
この男性はオアハカ州サンパブロ・エトラの屋台で食事をしていた際、銃撃された。州検察は殺害事件として捜査を開始するとともに、報道の自由に対する犯罪を担当する連邦特別検察との連携を進めている。現時点で容疑者の特定や犯行の動機は明らかになっていない。
男性は地元メディアで活動するジャーナリストで、オアハカ州の政治や治安問題に関する批判的な論評で知られていた。また、州営放送局の元幹部でもあり、自身のコラムを通じて行政運営や治安悪化について積極的に発信していたとされる。
オアハカ州知事はこの事件を非難し、容疑者の逮捕に向けて州・連邦当局が協力して捜査を進めると強調した。
メキシコは長年にわたり、ジャーナリストにとって最も危険な国の一つとなっている。麻薬カルテルなどの犯罪組織による暴力に加え、地方政治や汚職を取材する報道関係者が脅迫や襲撃の対象となるケースが後を絶たない。多くの事件で犯人が処罰されない状況が続いており、不処罰の風潮が暴力を助長しているとの指摘もある。
今回の事件により、2026年にメキシコ国内で殺害されたジャーナリストは少なくとも7人となった。相次ぐ襲撃は報道の自由に対する重大な脅威として国内外から懸念が高まっており、人権団体や報道機関は政府に対し、記者の安全確保と事件の徹底捜査、不処罰の是正を求めている。
