メキシコのSNSインフルエンサ―、ライブ配信中に射殺、容疑者逃走中
警察によると、ガステルムさんが配信を行っていたところ、オートバイに乗った2人組が接近し、後部座席の人物が拳銃を発砲した。
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メキシコ北西部シナロア州クリアカンで4日夜、動画共有アプリ「TikTok」で人気を集めていたインフルエンサーのセサル・ガステラム(Cesar Gastelum)さんが、生配信中に銃撃され死亡した。事件はファストフード店の外で友人らと配信を行っていた際に発生し、その一部始終がライブ映像に記録された。当局は殺人事件として捜査を進めるとともに、治安部隊を現場周辺に展開した。
警察によると、ガステルムさんが配信を行っていたところ、オートバイに乗った2人組が接近し、後部座席の人物が拳銃を発砲した。ガステルムさんはその場で死亡、容疑者は現場から逃走した。動機は明らかになっておらず、逮捕者も出ていない。事件当時の映像は視聴者にも配信された。
ガステルムさんはユーモアあふれる動画で知られ、TikTokでは約60万人のフォロワーを抱える人気クリエイターだった。若者を中心に高い支持を集めていたが、その突然の死は国内外に大きな衝撃を与えた。
メキシコでは近年、SNSで活動する著名人が麻薬カルテルの抗争や標的型犯罪に巻き込まれる事件が相次いでおり、今回の事件もその延長線上にあるとの見方が出ている。
事件が起きたクリアカンは世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの拠点として知られ、近年、犯罪組織間の抗争激化により治安が著しく悪化している。今回の事件は2025年にハリスコ州で女性インフルエンサーがライブ配信中に殺害された事件を想起させるもので、メキシコにおける暴力犯罪の深刻さを浮き彫りにした。
メキシコ政府はカルテル対策を強化しているものの、その影響力は依然として大きい。捜査当局は防犯カメラ映像やライブ配信の記録を分析し、容疑者の行方を追っている。
