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コンゴ・エボラ流行、フェリーの乗客が感染疑い、200人隔離

6日時点の確定症例数は約4000人、死者は1800人を超え、過去最速のペースで感染が広がっている。
2026年5月17日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州ブニアの医療機関(AP通信)

コンゴ民主共和国の保健当局は6日、首都キンシャサ近郊に到着したフェリーの乗客約200人を隔離し、エボラ出血熱への感染の有無を調べていると明らかにした。乗客の1人が航行中にエボラに似た症状を発症して死亡したためで、感染拡大を防ぐため全員を対象に検査を実施し、結果が判明するまで健康状態を監視する方針だ。

死亡した乗客はコンゴ川を約3週間かけて航行する船に乗っていたが、体調を崩した後、北西部モンガラ州で下船。その後死亡し、症状がエボラ感染を疑わせるものだったことから当局が対応を開始した。

保健当局によると、キンシャサでエボラ感染は確認されていないものの、河川交通を通じたウイルス流入への警戒を強めている。

コンゴでは5月にエボラ流行が宣言されて以降、感染拡大が急速に進んでいる。アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)によると、6日時点の確定症例数は約4000人、死者は1800人を超え、過去最速のペースで感染が広がっている。新規感染者の6~7割は当局が追跡していた接触者ではなく、感染経路を把握できていない事例が多いことが封じ込めを難しくしている。

感染の中心地である北東部イトゥリ州では医療従事者が未払い賃金や危険手当の支給を求めてストライキを実施しており、一部医療施設では診療や患者対応に影響が出ている。現地では治安の悪化も重なり、感染者の発見や接触者追跡、隔離措置が十分に機能しない地域も少なくない。

今回流行しているのは「ブンディブギョ株」と呼ばれるエボラウイルスで、有効性が確認されたワクチンや特効薬がない。世界保健機関(WHO)は市民の移動が活発な地域で感染が広がれば流行がさらに拡大する恐れがあるとして、監視体制の強化と国際社会による支援拡充を呼びかけている。

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