米国で起訴のメキシコ・シナロア州知事、復職直後に再び休職を申請
米司法省は4月、ロチャモヤ氏と現職・元職の計10人について、麻薬組織シナロア・カルテルの有力派閥「ロス・チャピトス」と共謀し、政治的支援や賄賂と引き換えに米国への麻薬密輸を助けたとして、複数の罪で起訴した。
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メキシコ西部シナロア州のルベン・ロチャモヤ(Rubén Rocha Moya)知事が22日、再び休職を申請した。米司法省から麻薬密輸や贈収賄、麻薬カルテルへの保護供与などの罪で起訴されているロチャモヤ氏は、3カ月以上の休職を経て前日に知事職に復帰したばかりだった。
ロチャモヤ氏の復帰は、メキシコ政府や与党・国家再生運動(MORENA)からも歓迎されなかった。MORENAは同氏が公的利益よりも自身の利益を優先しているとして距離を置いた。シェインバウム(Claudia Sheinbaum)大統領も22日、「原則のない権力は傲慢になる」とSNSに投稿し、個人の利益を国民や国家の利益より上に置くことはできないとの認識を示した。名指しは避けたものの、ロチャモヤ氏への批判と受け止められている。
ロチャモヤ氏はこれに呼応する形で、「シナロア州、国家、変革運動が何より優先される」と投稿した。同氏は77歳で、シェインバウム氏と同じMORENAに所属している。
米司法省は4月、ロチャモヤ氏と現職・元職の計10人について、麻薬組織シナロア・カルテルの有力派閥「ロス・チャピトス」と共謀し、政治的支援や賄賂と引き換えに米国への麻薬密輸を助けたとして、複数の罪で起訴した。現職のメキシコ州知事が米当局からカルテルとの関係をめぐって起訴されるのは異例であり、米墨間の緊張を高める要因にもなっている。
ロチャモヤ氏は米側の訴追をシェインバウム政権を狙った政治的攻撃だと否定している。一方、メキシコ政府は米国側に容疑を裏付ける証拠の提示を求めながら、国内でも捜査を進めている。今回の再休職申請は復職直後に与党や政府から強い反発を受けたロチャモヤ氏が、政治的圧力を受けて判断を修正した形となった。
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