東太平洋でハリケーン・カリナ発生、急速発達の予想、メキシコ沿岸では高波や離岸流に警戒
カリナはメキシコのバハカリフォルニア半島南端から西南西約1415キロの海上に位置し、時速約15キロで西北西へ進んでいる。
.jpg)
東太平洋上で8月30日、熱帯低気圧カリナがハリケーンに発達した。米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、カリナの最大風速は35~40メートルに達し、カテゴリー1に分類された。中心は陸地から遠く離れた海上にあり、現時点で陸地への直接的な脅威はない。
カリナはメキシコのバハカリフォルニア半島南端から西南西約1415キロの海上に位置し、時速約15キロで西北西へ進んでいる。予想進路は今後さらに太平洋の沖合へ向かうとみられ、メキシコへの上陸は見込まれていない。NHCは海上の条件が発達に適していることから、カリナが今後も勢力を強め、1日程度で「大型ハリケーン」に発達する可能性があると予測している。
大型ハリケーンはカテゴリー3以上のハリケーンを指す。カリナがこの水準まで発達すれば、現在のカテゴリー1から短期間で大幅に勢力を増すことになる。もっとも、現時点の予想では中心部が陸地から遠く離れた海域を進むため、直ちに大規模な上陸被害につながる状況ではない。
一方、直接的な上陸がなくても、カリナが生み出すうねりによって、メキシコ南西部やバハカリフォルニア半島の一部では高波や離岸流が発生する可能性がある。海岸を訪れる人や海上活動を行う人にとっては、ハリケーンの中心から離れた地域でも影響を受ける可能性があり、気象当局は海況の変化に注意を促している。
また、太平洋ではカリナとは別に熱帯低気圧ローウェルも発生している。ローウェルはハワイ島の東南東約1585キロの海上にあり、最大風速は20~25メートルで、こちらも現時点で陸地への差し迫った脅威はない。ローウェルも8月31日から9月1日ごろにかけてハリケーンに発達する可能性がある。
太平洋上で複数の熱帯低気圧が相次いで発達する中、カリナについては今後の勢力と進路の変化が焦点となる。現時点では陸地への直接的な危険は限定的だが、勢力が急速に強まる可能性があるため、メキシコ沿岸では高波や離岸流を含めた海の状況に注意が必要である。
<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)
