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キューバのラウル・カストロ氏、記念行事に出席、健康不安の中で存在感

カストロ氏をめぐっては、7月にキューバ革命に関連する記念行事を欠席したことで、健康状態への関心が高まっていた。
キューバ、首都ハバナ、ラウル・カストロ前第1書記(AP通信)

キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)前第1書記が軍事部門の創設記念行事に出席し、久しぶりに公の場に姿を見せた。95歳のカストロ氏が登場する映像は6日、国営テレビで放送され、健康状態をめぐる臆測が広がる中での再登場となった。映像では、伝統的なオリーブ色の軍服を着たカストロ氏が、護衛を務める孫のラウル・ギジェルモ・ロドリゲス・カストロ(Raúl Guillermo Rodríguez Castro)氏とともに姿を見せている。

今回の行事は指導者らを警護する陸軍部門「個人警護局」の創設65周年を記念したものだ。カストロ氏はかつて国防相を約半世紀にわたって務め、キューバ革命後の軍事・政治体制を支えてきた中心人物である。2021年には共産党の主要ポストから退いたため、現在は政府や党に正式な役職を持たないものの、なお大きな影響力を持つとみられている。

カストロ氏をめぐっては、7月にキューバ革命に関連する記念行事を欠席したことで、健康状態への関心が高まっていた。今回の映像公開は、そうした臆測が広がる中で、共産党が同氏の健在ぶりを示す機会になったとみられる。前回の公の場への登場は8月13日だった。

一方、今回の再登場は、米国との関係が緊張する中でも注目されている。米国はキューバに対する石油・金融面の圧力を強めており、両国間で行われていた協議も現在停止している。カストロ氏の孫は米国との協議に関与していたとされるが、具体的な議題や内容は明らかになっていない。

さらに米司法当局は6月、1996年に反カストロ派の航空機2機が撃墜された事件を巡り、当時国防相だったカストロ氏を殺人罪で訴追した。

今回の軍事行事への出席は、革命体制の象徴的存在が依然として注目を集めていることを示している。

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