スーダン軍、ICCが戦争犯罪容疑で指名手配する元与党党首を拘束、内戦下で軍政との関係に変化か
ハルーンは2019年に軍事クーデターで失脚した独裁者オマル・バシル (Omar al-Bashir)の側近で、同政権下では治安部門の要職を務めた。
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スーダン軍は8日、国際刑事裁判所(ICC)から戦争犯罪などの容疑で指名手配されているアハメド・ハルーン(Ahmed Haroun)元与党党首を拘束した。現地メディアが報じた。拘束の理由は不明で、軍事政権からの公式発表もない。
ハルーンは2019年に軍事クーデターで失脚した独裁者オマル・バシル (Omar al-Bashir)の側近で、同政権下では治安部門の要職を務めた。ICCは2000年代初頭のダルフール紛争に関連し、殺人や拷問などの戦争犯罪および人道に対する罪、ジェノサイドの容疑でハルーンを追及してきた。本人は容疑を否定している。
ハルーンは2019年にバシルらとともに拘束されたが、2024年4月、収容施設が攻撃された際に脱走したとされる。その後、長期間にわたって身を隠していた。
ハルーンは11月7日に報じられたインタビューで、党と軍は政治的に一致していないものの、準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との戦闘では共通の立場にあると発言していた。この発言が軍政の対応に影響した可能性があるが、詳しい経緯は明らかになっていない。
スーダンでは2023年4月から軍とRSFの内戦が続き、民族間の殺害、飢餓、大規模な住民避難が発生している。国連は同国の人道危機を世界最大規模と位置付けている。旧バシル政権を支えたイスラム主義勢力の一部は、現在も軍の進軍を支援しているとされる。
今回の拘束がICCへの身柄引き渡しにつながるかは不明だ。軍が旧政権関係者との協力関係を維持するのか、それとも国際司法への対応を進めるのか、今後の動向が注目される。
