エジプトで旅客列車同士が衝突、7人死亡、100人超負傷、カイロ南方
運輸省によると、事故はカイロの南方約52キロに位置する地区で発生した。
.jpg)
エジプト・カイロ南方のギザ県で8日、旅客列車同士が衝突し、少なくとも7人が死亡、100人以上が負傷した。地元当局が明らかにした。犠牲者には列車の運転士も含まれている。
運輸省によると、事故はカイロの南方約52キロに位置する地区で発生した。南西部ファイユーム県に向かっていた列車が、同じ線路を同方向に走行していたアスワン行き列車に追突した。この列車は停車していたとされる。
事故後、現場周辺の住民が救助活動に加わり、車内に閉じ込められた乗客の救出や救急車の手配に当たった。AP通信の取材に応じた地元住民は、約80人の負傷者が救急車で近隣の病院に搬送されるのを目撃したと語った。
シシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領は事故を受け、関係閣僚に調査を急ぐよう指示した。検察当局も現場に捜査官を派遣し、事故発生時の運行状況などを調べている。鉄道当局は復旧作業のため、緊急対応チームや大型クレーンを現場に投入した。
エジプトでは鉄道設備の老朽化や保守管理の不備を背景に、脱線や衝突事故が繰り返し発生している。政府は近年、鉄道網の近代化計画を進めているが、事故は後を絶たない。昨年9月にも同じ地区で貨物列車2本が衝突し、運転士と助手が負傷した。
同国では2002年にもカイロ発の夜行列車で火災が発生し、300人以上が死亡する大惨事となった。今回の事故は鉄道の安全管理と老朽設備の更新が重要な課題であることを改めて示した。
