キューバ西部沖でM6.1の地震、米フロリダ州でも揺れ、被害の情報なし
米地質調査所(USGS)によると、地震は8日午後に発生。震源はキューバ西部沖、震源の深さは約10キロ。
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キューバ西部沖で8日、マグニチュード6.1の地震が発生し、首都ハバナをはじめとする広い地域で強い揺れが観測された。揺れは海を隔てた米フロリダ州南部にも到達し、一部の地区で避難措置が取られるなどの影響が出た。現時点で死傷者や大きな被害は確認されていないが、住民の間には不安が広がっている。
米地質調査所(USGS)によると、地震は8日午後に発生。震源はキューバ西部沖、震源の深さは約10キロ。震源地はハバナの西方に位置し、西部一帯で揺れが感じられた。浅い地震であったことから、震源から離れた地域でも体感できるほどの揺れとなった。
ハバナ市内では建物が大きく揺れ、一部の市民が屋外へ避難した。西部ピナール・デル・リオ県のホテル関係者はAP通信の取材に対し、建物全体が揺れたため宿泊客や従業員が驚き、通りに出て安全を確認する人もいたと語った。SNS上には家具や照明が揺れる映像が相次いで投稿され、多くの住民が突然の地震に戸惑う様子が伝えられた。
今回の地震はキューバ国内だけでなく、フロリダ州でも広く観測された。米国立気象局(NWS)によると、マイアミ周辺やフロリダ南西部から複数の揺れの報告が寄せられた。オーランド周辺でも揺れを感じたとの証言があり、一部地域では安全確認のため複数の市民が建物から避難した。マイアミでは行政施設の利用者が一時的に建物の外へ誘導され、公共交通機関の一部でも安全確認が行われた。
専門家によると、この規模の地震がキューバ北西部沖で発生するのは極めて珍しい。ロイターは専門家の話しとして、この地域でこの規模の地震が発生したのは150年ぶりと伝えている。USGSも近年の記録の中ではメキシコ湾周辺で最大級の地震の一つと説明した。
一方、津波警報は発令されなかった。当局は今後数日間にわたり余震が発生する可能性があるとして警戒を呼び掛けている。キューバでは2024年にも東部地域でマグニチュード6.8の地震が発生している。経済危機やインフラの老朽化が続く中で発生した今回の地震は、災害への備えの重要性を改めて浮き彫りにした。当局は被害状況の確認を続けるとともに、市民に対して余震に注意するよう呼び掛けている。
