ドミニカ控訴裁、米MLBレイズのフランコ選手への司法恩赦を取り消し、性的虐待事件で執行猶予付き判決

フランコ氏は2021年、レイズと総額1億8200万ドルの11年契約を結んだ有望選手だった。
2026年5月25日/ドミニカ共和国、北部プエルトプラタの裁判所、米MLBタンパベイ・レイズのワンダー・フランコ被告(AP通信)

ドミニカ共和国の控訴裁判所は29日、米大リーグ、タンパベイ・レイズの内野手ワンダー・フランコ(Wander Franco、25歳)選手に対し、未成年者への性的・心理的虐待事件で認められていた司法恩赦を取り消した。検察側の申し立てを認めたもので、裁判所はフランコ氏に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

検察は第一審が恩赦を認めた判断について、例外的な状況に限って適用される法律の規定を誤って解釈したと主張していた。フランコ氏の弁護士は恩赦の取り消しに反対したが、控訴裁は検察の主張を受け入れた。フランコ氏本人と弁護士は裁判所を出る際、報道陣にコメントしなかった。

事件を巡っては、フランコ氏が14歳の少女と約4カ月にわたり関係を持ち、関係を認めさせるため少女の母親に数千ドルを渡したとして、2024年1月に逮捕された。同氏は2025年6月に有罪と認定されたが、2026年5月の審理で、少女の母親による脅迫の被害者でもあったとして司法恩赦を受け、刑罰を免れていた。検察はこの判断を不服として控訴していた。

控訴裁は少女の母親に対する禁錮10年の判決も維持した。母親は商業的な性的搾取と資金洗浄の罪で有罪となっており、フランコ氏から受け取ったとされる約3万4000ドル相当の資金も没収対象となった。

フランコ氏は2021年、レイズと総額1億8200万ドルの11年契約を結んだ有望選手だった。しかし、2023年に未成年者との関係を巡る捜査が公表され、球団は2024年の逮捕後に制限リストへ登録。以降、大リーグの試合には出場していない。大リーグ機構は今回の判決についてコメントを控えた。

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