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コスタリア当局、麻薬組織トップを逮捕、米国が指名手配

当局によると、アリアス容疑者は北部のカリブ海沿岸地域に潜伏していたという。
2026年7月24日にコスタリカ当局が公開した写真、アレハンドロ・アリアス容疑者(中央)と警察関係者(ロイター通信)

中米コスタリカの捜査当局は24日、米国が麻薬密売容疑で指名手配している逃亡犯アレハンドロ・アリアス(Alejandro Arias Monge、41歳)容疑者を逮捕したと発表した。同容疑者は「ディアブロ(悪魔)」の異名で知られ、米麻薬取締局(DEA)が国際的な麻薬取引に関与したとして行方を追っていた人物である。今回の逮捕は近年深刻化する同国の治安悪化に対する大きな成果として注目されている。

当局によると、アリアス容疑者は北部のカリブ海沿岸地域に潜伏していたという。警察の関係機関が摘発作戦に参加し、約1時間にわたる銃撃戦の末、容疑者の身柄を確保した。この作戦で容疑者の組織と関係があるとされる重要人物2人も逮捕された。

米DEAはアリアス容疑者を暴力的な犯罪組織の指導者と位置付けており、2025年には逮捕につながる情報に対して50万ドルの懸賞金を設定していた。同容疑者は中米地域を経由するコカイン密輸網の中核人物とされ、米国で麻薬密売などの容疑で訴追されている。

中米有数の安定した民主国家として知られてきたコスタリカでは近年、国際的な麻薬カルテルの活動拡大を背景に犯罪が急増している。麻薬の積み替え拠点として利用されるケースが増え、犯罪組織同士の縄張り争いによる殺人事件や銃撃事件が相次いでいる。政府は治安回復を最重要課題に掲げ、大規模な取り締まりを継続してきた。

コスタリカ政府は今年、自国民の米国への身柄引き渡しを可能にする制度運用を進めるなど、国際的な麻薬犯罪への対応を強化している。今回のアリアス容疑者の逮捕は米国との司法協力を象徴する成果となる一方、同国が直面する組織犯罪の深刻さを改めて浮き彫りにした。

当局は今後、組織の資金源や国際的なネットワークの解明を進めるとともに、米国への引き渡し手続きも視野に捜査を継続する方針である。

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