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メキシコで犯罪組織の爆弾攻撃増加、車爆弾や爆発物搭載ドローンなど手口が高度化

メキシコ政府は犯罪組織の武装化と戦術の高度化への対応を迫られている。
2026年8月31日/メキシコ、北部サカテカス州、自動車爆弾が爆発した現場(ロイター通信)

メキシコで犯罪組織による爆弾攻撃が増加している。地元当局によると、この3年間で車爆弾や爆発物を搭載したドローン、地雷などを使用する攻撃が相次ぎ、麻薬カルテルなどの犯罪組織が銃による襲撃に加えて、より破壊力の強い手段を用いるようになっている。背景には、組織間の抗争や治安当局への報復があるとみられる。

直近では8月30日、北部サカテカス州で警察本部近くに仕掛けられた車爆弾が爆発し、少なくとも11人が負傷した。建物にも大きな被害が出ており、当局は直前に逮捕された犯罪組織関係者への報復として実行された可能性があるとみている。サカテカス州では爆弾攻撃が急増し、2024年は1件だったのに対し、2025年には6件、2026年は8月末までにすでに10件発生している。

こうした攻撃はサカテカス州に限られない。ミチョアカン州などでも治安部隊を標的とする爆発物攻撃が発生し、軍関係者が被害を受ける事例も確認されている。犯罪組織がドローンなどの新たな技術を取り入れることで、治安機関に対する攻撃能力を高めていることが懸念されている。

今回の動きは、メキシコの組織犯罪が単なる麻薬密輸や縄張り争いにとどまらず、治安機関や公共施設を直接攻撃する段階へ移行していることを示す。特に爆弾や無人機を利用した攻撃は、少人数でも大きな被害を生じさせる可能性があり、警察や軍だけでなく市民生活やインフラへの脅威にもなり得る。

メキシコ政府は犯罪組織の武装化と戦術の高度化への対応を迫られている。治安対策の強化とともに、組織の資金源や武器調達網を断つ取り組みが重要になる。

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