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米領プエルトリコ沖で小型船が転覆、40人救助、2人死亡、複数人が行方不明

事故は無人島から約16キロ離れた海域で発生。乗船者によると、船内で争いが起き、ナタによって複数人が重傷を負ったことから、乗船者が相次いで海へ飛び込んだという。
米領プエルトリコ沖、沿岸警備隊と亡命希望者を乗せたボート(Getty Images)

米自治領プエルトリコの西方にある無人島付近で27日夜、約60人が乗った簡易船が転覆した。米沿岸警備隊によると、9月29日までに40人が救助され、2人の死亡を確認し、行方不明者の捜索が続いている。

事故は無人島から約16キロ離れた海域で発生。乗船者によると、船内で争いが起き、ナタによって複数人が重傷を負ったことから、乗船者が相次いで海へ飛び込んだという。乗船者は救命胴衣を着用しておらず、一部は無人島を目指して泳いだ。

海に飛び込んだ生存者たちは12時間以上にわたって水中にとどまった。28日の正午ごろ、付近を航行していた船が海上の人々を発見し、4人を救助するとともに沿岸警備隊へ通報した。その後、沿岸警備隊などが捜索範囲を拡大し、生存者を救助するとともに2人の遺体を収容した。

29日時点で、船の出発地や乗船者の国籍などは明らかになっていない。ただ、この海域では、ハイチやドミニカ共和国などの移民が米国を目指して出航し、遭難する事故が起きている。AP通信によると、2022年6月にも過積載の船が転覆し、ハイチ人の女性や少女11人が死亡する事故が起きた。

今回の事故は、カリブ海で続く危険な海上移動の実態を改めて示した。特にハイチでは武装ギャングによる暴力で2026年1~6月だけで3000人以上が死亡し、約150万人が国内避難を余儀なくされている。

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